さて、後編です。
↓前編
柳沢峠を下り、道の駅たばやまへ。楽しいランチタイムです。
道の駅たばやまには、温泉(のめこい湯)や農産物直売所の他に軽食堂「R411」があります。
タバスキーとは、丹波山村のマスコットキャラクターです。正式名称は『タバスキー君』。丹波好きー君です。なんだか可愛くてとても好きです。この子を見るのが楽しみで丹波山に来ていると言っても過言ではありません。いや、言いすぎましたが、可愛い。好きなゆるキャラランキング上位に入ります。4色くらいバリエーションがあります。
この軽食堂、入り口にバイクラックが置かれています。店内からも自転車が見えるので安心です。
メニューは、昨年から随分と変わっていまして、鹿肉アピールが強くなっていました。タバスキーにも角が生えています。可愛い。
カレーはさらっとしていてスパイスが効いています。鹿肉は癖が無く、豚の赤身肉のような味わい。
それほど胃に重くなく、食べ終わって30分後に峠を上れたので、サイクリストに優しい(?)カレーです。
食堂が混んでいても、鹿ばぁーがーやソフトクリームなどは外で購入することができます。
食堂を出るともわっとした熱っぽい空気。みんな走り出す前から汗がぽたぽたと…。とりあえず、ボトルを満たして、いざ!今川峠へ。
今川峠は道の駅たばやまを出て、左折。1つめの交差点を左折して上っていきます。
一気に勾配が上がり、ライド再開直後の脚には厳しいのですが、上を向くと街灯の上にタバスキーがいて、優しく我々を見守っています(幻想ではありません、本当にいるのでぜひご覧ください)。息を切らせながら視線を流して気を紛らわせていると、たまに違う色のタバスキーと出逢えます(集中力散漫)。
少し上ると気温表示のある電光掲示板があります。
毎年撮ってくださっているI盛さん、ありがとうございます。ウエアまで一緒なので間違い探し状態です。
昨年も暑いと思いましたが、さすがに38℃は…。体の中から熱をガンガン生み出し、外からも熱が向けられたら…もう、体温は上がる一方です。
なんとか脚を回し、へろへろ~と上り、パワーもいつもの4分の3以下…。
走り終えた後、久しぶりに空を仰ぎました。暑すぎる。熱すぎる。山なら涼しいだろう、と思っていたのに。
いつもだったら、この後松姫峠に行くのですが、あまりに暑すぎて…コースを短縮し、こすげの湯へ向かうことにしました。
私は体に熱が溜まりぼんやり。。
ポカリスエットを1本飲んで、何度か水風呂に浸かって、出た後にまたポカリを1本飲んで、エアコンの効いた車で休んで、なんとか回復しました。危なかった。
「走りたい」という気持ちに流されていたら、翌日は熱中症でダウンするところでした。冷静な判断ができる人たちと一緒でよかったと思います。
一緒に走った医療関係者のメンバーに「この気温って運動不可だって言われているけど、どうなんですか」と聞いたところ、
「だから負荷を上げないようにしてるんだよ、気温が高くて負荷を上げたら熱中症になるし、翌日仕事にならない」と言っていて、至極もっともで、腑に落ちました。
「気温の高さ(外気温)」と「高負荷(体内温度)」を合わせて考えることが必要だと思いました。
体を壊さないように負荷をかけ、ちゃんとリカバリーをする。当たり前のことながら、忘れないようにしたいですね。
↓危ない、と思ったとき、自販機で買えるベストドリンクはポカリスエットだと思う