ヘルメット、何を使っていますか?私はKabutoの『ZENARD(ゼナード)』を使っています。
Kabutoのヘルメットといえば、国内普及率ナンバーワンの王道ですが、少し前までは横の張り出した形状から「きのこヘルメット」なんて言われたり、ツンツンした形状が好みでない人も少なからずいたように思います。私も頭の形が合わなかったため敬遠していたのですが、ある時から「あれ?前の印象と違う…?」と愛用するようになりました。
最近、マグネットでバイザーの着脱ができる、エアロフォームのサイクリングヘルメット『AEROーR1』が爆発的人気を誇っています。エアロながら見た目も奇抜でなく、風通しも良好。そして眼鏡ユーザーは眼鏡の上からバイザーをつけることで、見た目も自然に「眼鏡ユーザーのライド問題」を華麗に解決することができるということで人気を博しています。
こちらもちょっと借りたのでいつかインプレを。空力性能を極めたAERO-R1ムーブメントの波が打ち上げたところで、さらに大きな波が!
ヒルクライマー注目の軽さを極めたヘルメット『FLAIR(フレアー)』です。
S/Mサイズで驚異の170g。軽い、軽すぎる。
↓詳しい性能は公式サイトをどうぞ。
FLAIR | FLAIR | Kabuto
性能に関してはあちこちで紹介されているので、実物の印象と使い心地について書いていきます。まずは見た目から。
フレアーはおでこの部分が尖っていません。上目遣いの時にメットが気になる人にはいいかもしれません(これはかぶり方もあるので後述します)。
左のゼナードは「The・Kabutoのメット」とも言えるデザインです。これはこれでかっこいいと思います。それに対して右のフレアーは割と真ん丸。軽量化ということもあり、頭を覆う以外の凹凸が無い印象です。エアインテーク多めです。
後ろ側がぐぐっと上がる形状は変わらず。
元々の形は踏襲していますが、随分印象が違います。
と、インプレを書き初めているのですが、実は、私はFLAIRを持っていません。。ただ、諸般の事情により我が家にありましたので、ちょっと拝借して富士ヒルの試走に行ってきました!わくわく!!
まず、走り出してすぐに感じたのが、
『首が楽!』
ということです。交差点や狭い道で待っていてくれた車に対して会釈をする時、頭を動かしても普段のような重さを感じません。さすがに着用感が無いわけではないのですが、かなりストレスフリー。結構回数を重ねたり、ライド終盤の疲れた頃だと辛いんです…。これは嬉しい(*´▽`*)
そして、走り始めて感じたこと。前傾姿勢で上目遣いをしても
『視界が広い!』
これは、前頭部形状を切り上げた形状によるもので、ゼナードと比べて15%上が見えるようになっているそうです。確かに、邪魔じゃない。
最後は、ゴールしてから気づいたのですが、試走中に
『「頭から水かぶりたい~!」って思わなかった』
んです。私は髪が多いこともあってかヒルクライムをするといつも頭が熱くなります。レースの給水では必ず1~2回は水をもらい、メットの上からかぶっています(チャリダーのマイクがあることをすっかり忘れてざばっと被ったことも数知れず…)。例え気温が低くても、いつも最初に熱が溜まるのは頭です。レースで水をかぶれない時は、頭や首回りに熱が溜まり、頭がオーバーヒート気味になり、頭の回転がにぶる感じがします。
しかし、今回の試走では「水をかぶりたい」と1度も思いませんでした。気温はそれほど高くもなく低くもなく。普段だったら熱が溜まる気温と距離と強度です。もちろん気温が高ければ水をかぶりたくなるでしょうが、これには驚きました。重さもさることながら、全方向からの通気性が抜群です。公式HPによると『低速度域でも溜まった熱気をスムーズに放出』するそうです。素晴らしい。
一般販売も開始されております。フレアー…かなり欲しいです。頭に乗せるんだから軽い方が快適なのは間違いないです。頭涼しいヘルメット、最高です。ふれあふれあ♪
私が使っているのはマットブラック。それぞれS/MとL/XLがあります。オリジナルデザインもカッコイイ。
カラーバリエーションも豊富なので、ウエアにも合わせられます。
↓「一昔前」といえば。ヒルクライムレース前はみんなこぞって摂取していた金の梅丹。がつんと効くんですよね。久しぶりに飲んでみようかな(*'ω'*)