おおやようこの自転車とヨガと子育てと

自転車に乗ることが好きで、自転車にまつわる仕事をしているサイクリストヨガ講師の大宅陽子のブログです。自転車、子育て、暮らしにまつわることを書いています。

Mt.富士ヒルクライム試走と初心者向け攻略について考える

先日、長い付き合いの自転車友達、Tさんに誘っていただき、富士ヒルの試走に行ってきました。富士ヒルの試走は埼玉から電車輪行で行くのはかなり大変なので行かないつもりでいましたが、連れて行ってもらえて本当に良かったです。

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富士山!!

富士ヒルは国内で一番有名なヒルクライム大会と言っても過言ではないかと思います。参加者数は約1万人。初心者も有名クライマーも参戦する、ヒルクライマーのお祭りです。

www.fujihc.jp

距離は計測部分が24km、標高差1255m、平均勾配5.2%、最大勾配7.8%です。

スバルラインを駆け上がり、富士山五合目を目指します。

特徴は距離の長さと勾配変化です。

統計をとった訳ではありませんが、私が参戦したり調べてきた経験からして、ヒルクライム大会は約15km、標高差約1000mくらいの大会が多いように思います。女子の上位の完走タイムが1時間前後。前回のハルヒルは平均勾配もややきつく最大勾配が結構あるものの、かなり平均的なコースレイアウトの大会です。

富士ヒルは計測部分が24km。20kmを超えるヒルクライム大会は多くはありません。ブロンズリングがもらえる90分切りを達成するのが約3割らしいので、半数以上の方は1時間半以上も上り続けることになります。

ただ、富士ヒルの標高差は1255m。赤城山ヒルクライムは20.8kmで1313mupです。比較すると、それほど勾配的には厳しくないことが分かるかと思います。平均勾配5%、最大が7%しかない、高い完走率を誇る大会です。

つまり、すごーくざっくり言うと『距離が長くて勾配がきつくないヒルクライム大会』です。

ただ、勾配変化が特徴だと思います。

ヒルクライムレースは麓から山頂を目指すことが多く、平地や緩い坂道から勾配が徐々に上がっていくというコースが多いです。富士ヒルは逆で、これまたざっくりと言うと、全体的には序盤に7%ときつめの勾配が続き、中盤に勾配が下がり、終盤(ラスト)に下りがある、かなり変わったコースです。しかも淡々と上っているようで勾配変化が目まぐるしく、ビギナーの方でもインナーロー固定になることは少ないと思います。タイムを狙うなら、アウターも多用することになると思います。

大宅的ポイントとしては、

・平地や緩い勾配で脚を余らせないように。でも距離が長いことも覚悟しておくこと。

・後半の方が勾配が緩いのでそこまで恐れなくても大丈夫。

・スタートから標高約1000m、ゴール地点は約2300mという高地なので、低い山ほどパワーが出なくなるのは頭の隅に置いておいた方が良い。

・結構寒いので、寒がりな人はベスト着用もありかも(私は気温次第で着ます)。下山は厳重な防寒必須!

・長丁場のため、補給はあった方がよい

でしょうか。特に補給は、1時間程度で完走できるヒルクライム大会にしか出たことの無い&富士ヒルは1時間以上かかりそう、という方は必ず用意しましょう。

ボトルの水分に溶かす、片手で飲めるジェルを用意するなどです。ハンガーノック&ロングヒルクライム&高地は三重苦です。絶対必要です。

 

とまあ熱く書きましたが、富士ヒルはお祭りなので楽しいです。

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五合目といえば富士山メロンパン!

私は今回で3度目の参加です。久しぶりです。久しぶりなので後半のウェーブからスタートします。脚が合う人がいるといいのですが。とにかく、元気にスタートラインに立って、全力で楽しく上って、無事に下山しましょう!楽しみましょうね(*´ω`*)

 ↓私はドリンクは吸収が良いのでCCDにします。ジェルはワンセコンドかなぁ。