普段はairboneというミニマリストポンプを携帯していますが、パンクと遭遇する可能性が高いときは【TOPEAK(トピーク) ミニモーフ】を携帯しています。例えば、山奥へのロングライド、悪路を走る可能性のあるライド、人をサポートするライド(特に超ビギナーサイクリストと走るとき)は必携です。
このポンプであれば、携帯ポンプとしては非常に簡単に、ある程度の気圧まで空気を入れることができます。パンク修理はもちろんですが、ビギナーの人と走りに行ったらタイヤペコペコで集合場所へやってきた…という時にも重宝します(これは結構あるので、先輩サイクリストはよく見てあげてください…)。こういう使い方もしているため、CO2ボンベは使っていません。
ミニモーフはボトルゲージ台座につけられます。このポンプをつけるために私はサドルバッグを使っています。男性であれば、ジャージのバックポケットが深ければ入れられるサイズです。私がバックポケットに入れると半分くらい出るので、女性だとバックポケットに入れるのは難しいかもしれません。バックパックを背負うなら中に入れてもそれほどかさばらないので良いと思います。
このポンプは変形し、バルブとポンプはチューブで結ばれ、持ち手がつき、ポンプを安定させる脚も出ます(靴で踏んでいる部分です)。これにより、かなり安定した状態で空気を入れることができます。因みに変形は説明しようもないくらい簡単です。
この長さがあるので、空気を入れるのも割と簡単です。エアボンの10倍くらい簡単です。気圧ゲージはないのですが、私が全力で入れたところで7気圧いかないでしょうから問題なく使っています。タイヤを触ればだいたい分かります。
しかし、このポンプを持ち歩くのは年に数回です。ちなみに私は2年に1回くらいしかパンクしません。ここ数年、タイヤはContinental(コンチネンタル)の GrandPrix 4000を使っています。
理由はほとんどパンクしないからです。練習用タイヤに求めることは耐久性とパンクのしづらさと割り切っているので、ずっと愛用しています。因みにここ2年は、タイヤは年に1回のオーバーホールの時にしか変えていません。ということは今年は10000km越え…?いや、もう少し早く変えるべきですが、パンクしないのでつい。Amazonで見ても1本5000円くらいするのですが、年に1~2本で済むと思えばとても割安です。コスパ最高。それに、練習中のパンクは気持ちが切れますし、時間も取られます。パンクは少ないに越したことはないと思っています。それでもしたら仕方ないと割り切りましょう。
一般的にタイヤは3000㎞目安で交換と言われています。走る場所、ブレーキをかける頻度、使用月数、乗り手の体重等様々な要因が合わさるので一概には言えませんが、パンクでタイヤが大きく傷ついたり、摩耗が分かるようになったら(横から見て接地面が平らになっている、溝が減っているなど)交換の目安です。頻繁にパンクをするようになったら、摩耗か中に原因となるものが入っているか…チェックしても原因が分からなければ交換します。
コンチネンタルは固くてすっきりとした走りごごちで私は好きです。路面の小石を食べないという利点もあります。グリップ力のあるタイヤを好む方には合わないかもしれません。ただ、グリップ力のあるタイヤは小石を食べてしまいやすいので定期的にタイヤのチェックをするとパンクの回数が減ります。
さて、なぜ毛布、もとい、モーフなのか、ぐぐったところ、「morph」という単語に行き当たりました。「モルフ、異形態、変態する」という意味があるそうです。普段はさなぎのように静かにシートチューブで過ごし、トラブルがあった時には蝶のように羽根を広げて可憐な働きをする、という訳です。なるほど!なんだか惚れ直しました。大事に使い続けます。