おおやようこの自転車とヨガと子育てと

自転車に乗ることが好きで、自転車にまつわる仕事をしているサイクリストヨガ講師の大宅陽子のブログです。自転車、子育て、暮らしにまつわることを書いています。

【レース前中後】交感神経、副交感神経と体を緩めるヨガポーズ

さて、『マウンテンサイクリングin乗鞍』から3日が経ちました。皆さまいかがお過ごしでしょうか。

乗鞍を今年のピークに位置付けていたホビークライマーは沢山いたと思います。「とりあえずひと段落」「次の目標に向けて鍛え直し!」等思いはそれぞれだと思いますが、今日はレース後の体のケアについて書いてみようと思います。乗鞍に参加されていない方はもちろん、普段レースに出ることのない方にとってもすぐに取り入れることのできる体のお話です。

ただ、前フリが若干長いので「ケアの方法だけ読みたいぞ!」という方は、写真があるところまでページを読み飛ばしてください。

体のケアと書きましたが、今回は筋肉ではなく自律神経のお話

交感神経副交感神経については、以前ブログにまとめましたので、こちらをご覧ください。

www.oyayoko.com

さてさて、読んでいただいたところで(読んでくださったのか…?)今年の私の『乗鞍前中後』を例に挙げますと、乗鞍は2年前に腰が痛くて踏めず、苦い思いをしたレースでして、今年はあの時の自分を越えるために「チャリダー★」関係なく個人的にエントリーしておりました。

その後、チャリダー★のDさんからお声がけいただき、坂バカ女子部ジャージを着て参戦させていただくこととなりました。

映していただく以上、絶対に、納得のいく走りで一昨年の自分を越えた姿をお見せしたい。それは私の心身にとってはプレッシャーとなりました。プレッシャーは日本語に訳せば「圧力」ですので、良くないもののように思われがちですが、受け取り方次第であり、ちゃんと自分の中で力に変えることができれば、練習へのモチベーションとなり、最後の踏ん張りとなります。私は小さい頃からプレッシャーと共に出るアドレナリンをエネルギーに変える経験を積んできた方なので、今でも割と自分のエネルギーとして活用できるタイプです。大人になってから、プレッシャーをエネルギーに変えられるタイプの人と、プレッシャーに潰される人がいることを知りました。プレッシャーの程度や状況によりますが(理不尽なものは受け流したり逃げたほうがよいと思います)、これは思考だったり、経験だったりである程度改善できるポイントではあります。

話が少しずれましたが、仲間との競争や、自分が設定したタイム、あとはなぜか分からないけれど緊張する、というのも心身にとってはプレシャーです。なぜか分からないけれど、というのは「勝手がわからない」もしくは「自分の実力以上の結果を出そうとする」等がありますが、誰しも目標となる当日を迎えるにあたり、大なり小なりプレッシャーを感じ、緊張します。アドレナリンがじわじわと出てきます。人によっては興奮しすぎて眠れなかったり何度も起きたりします(私もレース前日は夜中に起きてしまうことがあります…)。

当日を迎え、アドレナリンは最高潮。レース中はMAX!!ガンガン血流が増え、集中力が増し、筋肉に力が入ります。そしてゴール!!解放感!!!でもまだアドレナリンはたっぷり、高揚感に浸る時間です。

そして、帰路につき、皆さん日常にかえっていくわけです。

さて、翌日は朝から都民の森へ。アミノバイタルさんの新商品をお試し!しながら奥多摩周遊道路すいすいと楽しく上ってきました。このコンディションの良さはアミノバイタルパワーに間違いありません。が、話がずれますので、この話は後日。私はこの取材があったので、翌日もアドレナリンガンガンまだ乗鞍の余波が残っていたので、自分では抑えているつもりでしたが、結構ハイだったと思います。

火曜日は在宅仕事。それでも、まだ交感神経優位な感じは否めません。

そして、2日後の今日。しゅるるるる…と音を立てるように、私のアドレナリンは収まり、交感神経も影をひそめ、副交感神経優位のまーーーーーーったりモードに入りました。

時間に余裕をもたせるのに加え、体を弛緩させていくリストラティブヨガのポーズをいくつか取り入れました。今回はその中の1つをご紹介します。

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体と心が緩む…。

仰向けの合せきのポーズのプロップス(ヨガで使う補助的な道具)を使ったリストラティブバージョンです。

自転車に乗ったり、日常生活だったりで、頑張っている姿勢の逆をとります。

足の裏を合わせ、股関節を開き、体重はボルスター(背中の枕)に全て預け、肩の力をだらんとを抜き、手のひらは天井へ向けます。そうすることで胸が開くので、そこに気持ちよく呼吸を通していきます。

このままゆーったり。ひざ掛けやおなかにタオルケットなどをかけてもOK。起きるときはゆっくりと膝を閉じ、横にごろんと寝転がってから、ゆっくりと起き上がりましょう。

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足の裏を合わせ、股関節からぱたんと開きます

膝が浮く場合は、膝の下に折った座布団などを入れ、膝が安定するようにします。そうすると股関節周りの力も抜けていきます。

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家にあるマットやクッションなどでも代用可能

刺激が多く、プレッシャーが多く、常に交感神経優位で過ごしている人ほど(これは個人差が大きいので、仕事がハードかどうか、自転車のトレーニングがハードかどうかといった相対的なことではなく、主観的なものです体を緩める、というのは、実は意識しないと難しいと思います。今夜はゆっくりとこのポーズで体を緩め、胸を開き、気持ちよく呼吸を通して体をケアしてみてはいかがでしょうか(*´ω`*)

↓もっと安いアイテムや家にあるもでも代用できますが、ご参考まで