おおやようこの自転車とヨガと子育てと

自転車に乗ることが好きで、自転車にまつわる仕事をしているサイクリストヨガ講師の大宅陽子のブログです。自転車、子育て、暮らしにまつわることを書いています。

【アミノ酸】アミノバイタルPRO・GOLD・プロテイン・アミノショットの摂取タイミング【効果的トレーニングの必需品】

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アミノバイタルを効果的に使いたい

誰でも一度は聞いたことのある「アミノ酸」。運動をしている人ならきっと耳にしたことのある「アミノバイタル」。左から二番目の青いスティック状のパッケージに入っている顆粒を飲んだことのある方も多いのではないでしょうか。私も120本入りの大箱を購入し愛飲していたことがあります。

アミノバイタル」は味の素の商品です。企業名からは調味料のイメージが強いですが、アミノ酸の分離、抽出の研究にいち早く取り組んでおり、1956年には医療現場で使われているアミノ酸輸液を開発し、現在も世界シェアの約6割を担う企業です。そんな、安定と信頼の技術の結晶「アミノバイタル」ですが、最近新商品が発売され、種類が多すぎてどれをどのタイミングで飲んだらいいのかわからない…というのが正直な印象でした。それならば、曖昧な知識を調べ直し自分の体で試してみよう。ということで先日から一人試飲会を開催しております。

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どれも美味しい(効果が大事。続けるなら味も大事)

アミノ酸とは何か】

そもそも「アミノ酸」とは何のか。普段プロテインを飲んでいる人も、なぜさらに「アミノ酸」を摂取すると効果的なのか。さっくりとですがご説明します。

体に必要な三大栄養素。糖質、脂質、タンパク質。タンパク質を英語訳するとプロテインです。アミノ酸はタンパク質の構成要素です。アミノ酸は筋肉、内臓や血液、皮膚など体の材料となります。アミノ酸のうち、タンパク質を構成するのは20種類。そのうち9種類は体内で生成できない必須アミノ酸です。食事などで補給する必要があります。

すごーく大雑把に言うと「タンパク質=プロテインアミノ酸(種類や必須アミノ酸etcありますが)」です。あと「BCAA=必須アミノ酸の内の分岐鎖アミノ酸(バリン、ロイシン、イソロイシン)」です。筋肉で使用される割合が高いアミノ酸です。とりあえず運動をしている人への前提知識として。かなりざっくりですが。

じゃあ「肉(食物)でもプロテイン(粉)でもアミノバイタルでもどれでもいいじゃないか」という気がするのですが、ここには違いがあります。食物やプロテインパウダーはタンパク質なので、分解され、アミノ酸やペプチドの状態になってから吸収されます(プロテインパウダーは色々あるので割愛します)。そのため、肉がアミノ酸として体内に吸収されるのは数時間後です。それに対してアミノ酸はすでに分解されているので30分程度で体内に吸収されます。その速さが重要なポイントなのです。

【運動+アミノ酸の効果】

それでは、なぜ運動とセットでアミノ酸摂取が必要なのか。運動をすると筋組織が破壊されます。壊れた筋組織に適切な栄養が届き再生される過程で筋肉はより強化しやすくなります。これを「超回復」と言います。トレーニングはこれの繰り返しです。

人は、運動をすると体内のブドウ糖脂肪酸、血中アミノ酸をエネルギーとして利用します。これらのエネルギーが低下すると自らの筋タンパク(筋肉)を分解し、エネルギーとして利用します。筋肉量の低下はパワーの低下。事前にアミノ酸を摂ることで筋タンパクの分解を抑制することができると考えられています。

また、長時間の運動で血中アミノ酸濃度が低下すると脳が疲労を感じやすくなるといわれています。運動中もアミノ酸を摂取することにより疲労感が軽減され、持久系のトレーニングを効果的に行うことができます。

運動直後の30分間はアミノ酸の吸収効率が上がり、筋肉の修復や強化に効果的な摂取のゴールデンタイム。この時間帯にアミノ酸を摂取しておきたいところです。

さて、この流れを見ると、アミノ酸という吸収効率のよい状態で摂取することが効率的であり、パフォーマンスに大きな影響を及ぼすことがわかるかと思います。

その他、体内に必須の栄養素ですから、日常の疲労回復、免疫力向上等にも効果があり、コンディショニングの為に摂取する方も多くいます。

ただ、プロテインや食物の数時間かけてゆっくり吸収される特性は体の代謝や回復にとても効果的ですし、1日の必要量をアミノ酸だけで摂取することは不可能ですから、組み合わせて摂取する必要があります。

アミノバイタルの使い分けを考える】

さて、アミノ酸が運動時に効果的だということはわかった。じゃあ、どれをいつ飲んだらいいのか?アミノバイタルさんのHPを見て、自分の頭でも考えてみました。

大宅の結論。ざくっと分けると

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運動前、後

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運動中

が良いのかなと思いました。まず、運動前や日常のコンディショニングのベースに「アミノバイタルPRO」。

ライド後は「アミノバイタルプロテイン」か「アミノバイタルゴールド」。プロテインは、必須アミノ酸ホエイプロテインの独自配合。速攻吸収&持続性が期待できます。プロテイン1杯飲むのと同じ効果があるとか。もがいた後にプロテインが即飲める、というのは便利です。量が少なく胃の負担も少ないので、その後の食事にも響きません。

ゴールドはPROのハイスペック版かと思いきや、筋肉の回復に必要なBCAAの配合率が高いのでライド後に飲むのが良いらしいです。レース前のスペシャルコンディショニングにも◎。

ライド中に顆粒を飲むのは難易度が高いので、アミノ酸摂取ならゼリータイプの「アミノショット」、エネルギー摂取もするなら「パーフェクトエネルギー」が良いと思います。

www.ajinomoto.co.jp

サイスポ.jpのインタビュー記事でもほぼ同じ流れだったので合っていたんだと一安心。

www.cyclesports.jp

先日スポーツドクターの講義を聞いたのですが「運動直後、できるだけ早く血中アミノ酸濃度を上げるかが大事」という言葉が印象的でした。「後で肉。は狙いが違う」という旨の話をしていました。

適切なタイミングで、即時吸収できるアミノ酸を摂取し、血中アミノ酸濃度を上げる

ことが大切なんだと感じました。さらに練習の後、タンパク質が豊富な食事をとることで体の回復がはかられ、翌日また元気に運動したり仕事をしたりできるというわけです。

プロアスリートも使用する一流商品ですが、流通量が多く、お手頃価格なのが嬉しい所です。

時間が無くて短時間高強度の練習になりがち、翌日に疲労を残せない、そもそも仕事の疲れが抜けなくてライド開始時点から疲れている…。そんなホビーレーサーこそ、アミノバイタルを使いこなすことで効率的なトレーニングや疲労を残さないライドが楽しめます(*´ω`*)

「ゆるゆるホビーライドしかしていないけれど疲れは気になる。こんな自分にも効果はあるの?」という方こそ、疲労対策にアミノ酸を使うことで週末仲間と楽しくライドをすることができると思います(^_-)-☆

あくまでも補助食品ですので、バランスの良い高たんぱくの食事も忘れずに。私はしばらく飲み続けてみますー!

↓PROはライム味、GOLDはグレープフルーツ味(ちょっとドデカミンっぽい味)

  

 ↓王道レモンとさっぱりカシス。私はカシスが好きです

  

 ↓バニラとチョコもあります。効率的吸収で1本100円。コンビニのプロテインより安い。

  

 ↓両方グレープフルーツ味。味がきつくなく飲みやすいのはさすが国内メーカー。

  

↓ボトルにこれ入れたら完璧では。左は1リットル用。クエン酸回路も回したいところ…!