20日です。サイクルスポーツ2018年8月号発売です。今月も大宅がサイスポの魅力についてご紹介します。
今月は付録がついているので、紐とじされています。
「中身が見えないので気になる、けれど、ちら見できない。う~ん、買わなくていいか」と思うあなた。
とてももったいない。今月もサイスポは力入ってます。
メイン特集は『前乗り時代のポジション改善術』。
え、前乗り時代なの?そんな時代来てたの?と思った方、まずは読んでみてください。タイトルだけ見て「サドルを前に出してステム伸ばして前乗りすればいいのか」というのはあまりに短絡的です。
色々と情報を得ているサイクリストにとって、一般的な、最初にすすめる一般的なポジションはあるにせよ、乗り込んでいく過程で「誰にでも共通する最適なポジション」というものはない、ということはご存知かと思います。
志向や体の特性やフォームもポジションに関わってきます。でも、「どんなパーツがあって、どう違うの?」「特性によってどんなポジションが向いているの?」となると、知らないことも多く、情報が足りないと思う方も多いのではないでしょうか。
今回の特集のアドバイザーは海外のチームでも活躍されているマッサーの中野喜文さんです。
選手の体を分析し、改善していらっしゃるプロです。今回は体の特性を4タイプに分け、それにあったポジションの出し方まで解説されています。私も自分がどのタイプか、すぐに確認したくなりました。
プロにも様々なタイプの選手がいます。今回の特集でも取り上げられている宇都宮ブリッツェンの岡篤志選手に先日お会いしたのですが、特に腰椎周りの柔軟性がとても高かったです。彼と体の特性が近いなら似たフォームが良いだろうし、逆に体の特性が違うのであれば、岡選手を真似るより他のフォームの方が無理なくベストの力を出せるかもしれません。
目からウロコ間違いなしのこれだけの知識…今までまとまっている書籍を見たことはありませんし、これだけ中身の濃い講演を聴きに行くならどれだけの費用や時間がかかるか。というか、1回の講演内容以上の情報量だと思います。
数百円でこれだけの知識を得られるってすごいことだと思います。今回も私は1度では理解できなかったのであと3回くらい読み直したいと思います。
そして、今回のサイスポ、マッドガードが付録でついています。シートポストに差し込むタイプの泥よけです。雨の日に走るとき、リアタイヤからの水の跳ね上げを防ぐことができます。あのパットが雨水で濡れていく嫌な感じを少しでも長い間食い止められます(経験したことのある人にはわかるはず…!)少し短めな仕様ですので、雨上がりにつけておくのもおすすめです。思わぬ水たまりに辟易せずに済みます。デザインが入っているので、泥がついても目立ちにくくてよいです。今回の付録限定のデザインとの事。泥よけは単体で買うと1000円くらいします。
あと、チネリの別冊付録の中にある補給食ですが、レシピにのっとって、私が自作しました。チョコバーなので季節的には溶けやすいのですが、こんな和の食材が補給食に使えるのか、とこちらも参考になるはずです。
ぜひ!買った人は知識が増えて、より速く、楽しく走るための糧になるはずです。
さて、今夜も読み直そう。
↓マッドガードにこれだけの情報がついて820円とか、意味が分からない…