先日は宇都宮へ。久しぶりにカントウのロング班にお邪魔してきました。
ショップをスタートして、文挾を越え、水を汲んで、小来川周回コースへ。コースも段々覚えてきました。今日は古峯神社を上ると聞いていたので「そこまではいいペースで走れればいいかな」なんて感じで、パインズまでの坂も周りに合わせて、まあ、無難に。
上り切ったところで、今日もぐいぐい前を牽き、パインズも先頭をきって上っていったベテランA石さんが、中学生のブラウ・ブリッツェンの選手に「1本1本全力で走れ」「合間に回復して、まだ出し切るんだ」とアドバイスをしていて、人に話している言葉ながら心にぐさっと刺さりました。
うわー、まさに自分だわ。練習で出力の出し惜しみをしていたら、そりゃあ速くならないわ。
ということで、そこからは全ての上りを全力で。旧バス停や、名もなき峠?を踏めるだけ踏みました(名もなき峠はゴールがわからず立ち往生したのでタイムロス)。そして、脚が終わったらとりあえず回して、少し戻ってきたらまたトルクかけて。の繰り返し。トータルタイムが速いかどうかは二の次で。今はパワーを上げたいのです。
先日つくばで唐見さんとお話をした時に「脚が終わっても1~2分回していれば回復してくる。回復してきたらまた踏む」と聞いて、なるほど…と思っていましたが、走っていて、今までは脚が終わるようには踏んでいなかった、一定ペースで走るために練習では出しきっていなかったことが身に沁みて分かりました。そういう練習も必要だと思うけど、ひとまず置いておいて。
休憩場所ですでに脚は結構きていて、みんな「クエン酸とって、クエン酸回路を回そう!」と梅よろしを飲んでいたので真似っこ。美味しいです。乳酸がエネルギーになりそうです。
そこから古峯神社へ。余力を出し切ってみせる!ととりあえず飛ばします。1~2回走ったことはあったけれど、だいぶ前のことでコースは覚えていません。タイムじゃない、練習だ。出せるだけ出して、勾配がぐぐっと上がった終盤で力尽き…ようと思ったらSさんが追い上げてきました。さりげなく追い越しSさんが一定ペースを刻みます。すでにインナーロー。脚止めたい…でも、とりあえず…いや、あ、無理だ…。あ、もう少しで勾配が緩みそうだ…。
Sさん「鳥居まで!QOM取れるかも!」
えええええ…まじですか!?「ここから私は踏めるのか」と「QOM(Queen of Mountain。ストラバの区間最速女性)取れる可能性あるんですか」のまじですか、です。
前に出させていただき、下ハンもって喘ぎ、もがきました。余力出し切り。脚ふわふわ。
鳥居前でぜーはーぜーはー。「大鳥居 古峯神社」のQOMとれました。18分13秒。Sさんのお声がけのおかげです。ありがとうございます。
もし古峯神社までもがかずに余力をため込んでいたら、もう少しタイムは縮まったと思います。でも、練習の上り1本でベストタイムが出たって私にとってそれは意味がありません。安全第一かつ、当日の趣旨によってですが、練習では、余力を残さない走り方をしていこうと思いました。ペースを誤っても最後までついていける訳だし、もうそういう段階だな、と。それに、出し切ったと思っても、意外とすぐに回復するものです。体がやっと追いついてきた、そんな感じがします。貧血も良くなってきたので、もがけるようになってきたのでしょう。嬉しい。
生物は水から陸地に上がって進化していったわけです。私もこの鯉を見習います。
A石師匠は平地おばけと呼ばれていました。最後まで全開でした。結局、帰りもいいペースで走り、最後の最後までもがき必須な構成で大変良い練習になりました。ありがとうございました。
94km、1101mup。もがいたので脚はパンパン。
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カントウに戻ってから、オリオン通りの宮どりへ。帰りの電車は熟睡。よい練習になりました。ロング班にご参加の皆様ありがとうございました。
↓クエン酸、効いてる感じがしました。積極的にとっていきたいです。クエン酸回路回したい…!!