ロードバイクで颯爽と走る人の背中ってかっこいいですよね。走りこんで締まっている脚、広背筋が感じられる後ろ姿はたまらないです。…個人的嗜好はさておき。
ロードバイクに乗ると背中から熱が抜けるため荷物は背負いません。携行品はバックポケットに入れています。でも、何かを買いに行ったり、仲間と物の受け渡しがあったりと、バッグが必要な時もあります。自転車乗りのバッグと言えば、サコッシュ。でも、心の奥に何か引っかかるものがあるのです。
…今日は小さなバッグが必要なんだ。でも、バックパックまでは要らない。でもサコッシュじゃないんだよ、サコッシュは元々補給食を入れる袋なんだよ、パタパタするしずり落ちて来るんだよ…でも、普段使いのバッグだとウエアに合わせると浮いてしまう…いいバッグが無いんだよ……!!
私の切なる思いが具現化したかのようなショルダーバッグがありました。Kapelmuurの「ミニショルダーバッグ」です。元々ベルギーブラックに見とれていたのですが、このメランジグレーはさらに好みです。ヨガライドに参加してくださっている方にこのバッグを使っていらっしゃる方が多く、ずっと気になっていました。男性が背負っても女性が背負っても全く違和感がないデザインとサイズです。生地は防水加工もしてあるようで、水を弾きます。汚れても拭けそう。カメラも安心。中身が無くても型崩れせず、なかなか丈夫そうです。
今まで荷物があるときは、まず荷物をバックポケットに詰め込めるか試し、入らなければ致し方なくサコッシュに入れていました。サコッシュは中にスペースができると余った部分がパタパタするし、紐を詰めても前傾姿勢で走っているとずるっと前に落ちてきて、戻すまで太腿でリフティング状態。カメラを入れるようになってからは膝蹴りによる故障を恐れ、サコッシュがずり落ちそうになると肩甲骨を持ち上げて耐えるライド…。ストレス、良くない。
このバッグはハンドルに取り付けフロントバッグにすることもできます。ミニベロならそういう使い方もよさそうです。
背負う場合はマジックテープを外すこともできます。私は背負うので外しました。
背負うと見えるKapelmuurのロゴ。ジャケットや着物の裏地に粋を感じるように、ちらっと見えるのが良いのです。後ろ姿にもおしゃれ心を。あと、あれも連想しました。マンハッタ…ry。
裏地は水色。好きです、水色。裏地が黒いと入れたものと鞄が同化して見えにくくなります。これなら信号待ちの間にささっと識別し必要なものが取り出せます。
どのくらい入るのか、入れてみました。袋部分にマチがあり、かつ蓋の部分まで横の生地があるので上の方まで物を入れても横から落ちる心配はなさそうです。マジックテープが縦についているので、中身に合わせて留める位置も調節できます。中身は街乗りな感じで。「今日は休日。気分転換にロードバイクで1時間走って気になっていたカフェに行ってみようかな」という設定です(私の願望)。
手帳、眼鏡(ケース入り)、カメラ、ポーチ、財布、カエル。こんなに入りました。カエルが容積の5分の2くらいを占めていたので伝わりにくいのですが、カエルは菓子パン2~3個分です。カエルには家でお留守番をしてもらい、そのスペースにお土産を入れて帰りましょう。因みにiPadはぎりぎりですが入りました。
個人的には、今後お仕事やイベントで走るときにカメラ、財布、ポーチ、筆記用具等を入れようと思います。ライド先で小さめのお土産にも手が伸ばせそうです。そして、サコッシュのストレスから解放されたこと、後ろ姿が絶対かっこいいだろうなと思えることの相乗効果で、巡航速度が2キロ上がります。もしくは笑顔が増えます。誰かに優しくなれます。いいことだ(*´ω`*)♪
さらに、このバッグとだったらどこに行こうかな、と思えるのがまた良いです。本気ウエアにも合いますが、カジュアルなウエアや普段着にも合わせられるので、これを背負って中にカメラと補給食を入れてシクロバイクで草原ライド、その後カフェで休憩して、寄り道して美味しいお土産を買って帰る、なんていいな。とか楽しい予定がどんどん湧いてきて、今日は「片雲の雲に誘われて、漂泊の思いやまず…」状態です(*´ω`*)春近し。たまにはバッグ背負ってロングライドしましょう♪
色は2種類。