おおやようこの自転車×ヨガ

ロードバイク乗りでヨガインストラクターの大宅陽子のブログです。

『女性スポーツ勉強会』聴講〜妊娠出産とスポーツについて〜

昨日はモン・スポ(NPO法人モントリオール・バレーボール会)主催の『女性スポーツ勉強会』を聴講してきました。

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産後に子育てをしながら総合型地域スポーツクラブの立ち上げをされた渡辺靖代さん、体操やクレー射撃の元日本代表で現在はトップアスリートと企業を繋ぐ仕事をされている横内由可さん、出産から数ヶ月で競技復帰を果たしたガールズ競輪の加瀬加奈子さんと産婦人科医で臨床経験豊富なスポーツドクター高尾美穂先生のご対談、さらに姫野友美先生のスポーツと栄養のお話、最後は先日100mHで日本新記録を樹立したママアスリートの寺田明日香選手を囲んだシンポジウムと充実の内容でした。

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今一番お話を伺ってみたいと思っていた加瀬選手がご登壇されるとあって速攻で申し込みましたが、登壇された方々が妊娠、出産、子育てをしながらスポーツをテーマとした各方面でご活躍されていらっしゃり、また、日本の現状に流されることなくトップアスリートとしての覚悟、試行錯誤によって道を切り開いている姿に感銘を受けました。さらに医学的見地からの妊娠出産を経た体の変化や具体的な回復の流れについてお話を伺うことができ勉強になりました。
日本には妊娠中のスポーツガイドラインはありますがとても緩やかなもので、アスリートに向けた産後復帰のガイドラインはまだ無いそうです。アメリカでは教育法に則り大学スポーツの中に妊娠中、産後のトレーニンガイドラインがあるとのこと。日本でも11月に妊娠中のガイドラインが刷新される予定だそうです。

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トップアスリートでさえ試行錯誤の続く現状ですが、スポーツのピラミッドを考えた時、トップアスリートより遥かに多くのホビーアスリート、スポーツを楽しむ人々がいます。20代までスポーツに親しんでいたのに、妊娠出産を経てスポーツを楽しむ人口が減ってしまうのは、子育てをするからというだけではなく、妊娠出産を経た体の変化、妊娠中や産後のスポーツに対する知識や理解が国内で圧倒的に不足しているからだと感じます。
自転車に限って言えば、スポーツバイクを楽しんでいる方は圧倒的に男性が多く、女性は子育てがひと段落してから始める方が大半です。最近やっと若い女性が増えてきているのに、これからその多くの女性が迎える妊娠出産、それを経た女性サイクリストのロールモデルが少ないために先が見えず、フェードアウトしてしまう可能性も高いのではないかと危惧しています。また、自分自身の考えとして女性は若いことだけが魅力なのかというと決してそんなことはなく、知識を深め人生経験を積むことで人として成熟し魅力が増していくと考えています。
幸い発信したことを多くの方に見ていただける立場でもあり、自身の学びと実際の経験を通して誰かの役に立てたらという思いがあります。来年ホビーレースに出るかはまだ分かりませんが、今の人生を楽しみながら沢山学び、色々と試していこうと思います。

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昨日の貴重な学びの場に感謝を込めて。
人生にはスポーツが必要だ。