おおやようこの自転車とヨガと子育てと

自転車に乗ることが好きで、自転車にまつわる仕事をしているサイクリストヨガ講師の大宅陽子のブログです。自転車、子育て、暮らしにまつわることを書いています。

輪行箱の宅配便配送と飛行機輪行、徹底比較検討【自転車】

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今週末は大分県で開催される『ツール・ド・佐伯』にゲスト参加させていただきます。

普段住んでいる土地から遠く離れた場所でサイクリングをするというのは、わくわくします(*´꒳`*)

さて、国内遠距離移動、特に海を越える移動となると使うことになるのが飛行機。

今回は飛行機で移動する場合の自転車輸送についてまとめてみようと思います。
【前提条件】

・飛行機移動をする。

・空港まで公共交通機関もしくはそれほど積載量の多くない乗用車を使って移動する。


この場合輪行箱の宅配便配送』『飛行機輪行

の2つが選択肢としてあがってくると思います。

メリットとデメリットをまとめます。


輪行箱の宅配便配送』

<メリット>

移動時に大きな荷物を運ばなくて済む

荷物は先に送ることができるので移動は小さなカバン一つ。身軽なので食事やトイレも自由に行けますし、自転車輸送に伴う疲労を限りなく少なくすることができます。

荷物が沢山運べる

輪行箱はバイクを入れた後にスペースができるのでそこに衣類やメット、シューズなどを入れることができます。フロアポンプも持参できます。

玄関先まで集荷に来てもらえ、そのままホテルへ送ることができます。

イベントによっては、会場付近へ輪行箱を送り、イベント中はその箱を保管してもらえるというサービスもあります。

最終日に愛車と共に荷物一式を梱包。空いたスペースにはお土産も余裕で入ります。

 <デメリット>

数日間自転車や送る荷物が使えない

基本的には事前に配送し、自分がバイクを追いかけ到着するかたちになります。帰りも自分が先に家に到着し、数日後にバイクが届くことになります。トレーニングできる自転車が1台しかなかったり、数日以内に使う予定のあるものは配送できません。
<日程・移動ルートの変更が難しい>

上述の通り、自分より先に荷物が着くため、ホテルや会場で受け取り&発送をしてもらうことになります。事前に集荷の申し込みをしたり、受け取り先のホテルにアポを取ったりする必要があります。日程や目的地が変更になった場合、訂正の連絡は必須です。

また、箱が大きいので、現地でそれほど荷物を持って移動しない前提で考えた方が現実的です。もしくは車必須です。
<費用がかかる>

関東~北九州で片道6000円~9000円くらいです。詳しくは別ブログにて。(執筆中!)

 

『飛行機輪行

公共交通機関を使うとなると、使用可能なのはオーストリッチのOS500。それなりに嵩張りますが、飛行機輪行&折りたためるとなると個人的にはこれ一択です。ペラペラの輪行袋はできるだけやめましょう。

↓OS500はこちらです。使い方も記載しております

www.oyayoko.com

<メリット>

当日まで準備・自転車の使用が可能

特にレースに行く場合、直前の4~5日バイクに乗れないというのはかなりの痛手です。練習できるバイクが1台しかない場合は当日持参ができる輪行を選択しています。

日程・移動ルートの変更が容易

OS500であれば、日程が前倒しになっても、現地で宿を移動することになっても大丈夫です。ちなみにOS500はタクシーの後部座席に乗せられます(シート上ではなく足元に入れ、シートに倒すようにしています。そのまま私も後部座席に乗り込みOS500を押さえています)。
費用がかからない・安い

ANAJALでOS500を使って飛行機輪行をする場合、一般の預け荷物となり追加料金はかかりません。格安航空はそのプランによりけりですが、5000円以内では済みそうです。

 <デメリット>

移動時に荷物がかさばる

当然ながら自分でバイクを運ぶので荷物がかさばります。荷物を預けるまで店に入るのもトイレに行くのにも一苦労です。

限られた荷物しか運べない

自分で持てる重量かつ、預け荷物・持ち込み荷物の規定内である必要があります。荷物を最小限にしてもOS500を背負っての移動は大変です。

 
個人的には2つの選択肢の特徴は

輪行箱の宅配便配送』は移動が楽!

『OS500の飛行機輪行』はスケジュール管理が楽!

だと思います。
「どちらのデメリットもそれなりに大変だな」「両方のメリットを享受したい!」という方へ。
第3の選択肢が登場します。それは

輪行箱で飛行機輪行

です。まずこれは、

①空港まで輪行箱を運べること(空港までの送迎か空港への駐車ができれば可能)

②到着先で空港から会場や宿泊先まで輪行箱を運べること(送迎かレンタカー利用)

つまり、車が使えることが前提となります。車は偉大だ…。
<メリット>

荷物を運ぶのは空港内のみ
荷物が沢山運べる
当日まで準備・自転車の使用が可能
日程・移動ルートの変更が可能(配送の手間は無し)
費用がかからない・安い

…完璧だ。車最強。
輪行箱のサイズや重量を飛行機の預け荷物として預けられるか、費用はいくらなのか、ということは各社のHPからご確認ください。(と言いつつブログ執筆中。乞うご期待!)

 

実は私、今まで

自転車の宅配便配送の概要、手順、費用

飛行機輪行に箱を使う場合

輪行箱(日本で一番有名な自転車輸送宅配便用の箱、コーワ株式会社さんの商品「BTB輪行箱」)の仕組みや性能、サイズ

等について、よく分かっていませんでした。でも理解したい!と思い、調べたりコーワの方にお話を伺ったりしてある程度理解することができました。

コーワ株式会社さんのサイトはこちら

www.j-kowa.co.jp

多分自転車乗りの方の中にも「よく分からない」「詳しく知りたい」方もいらっしゃるかと思いますので、今回分かったことを何回かに分けて発信していきたいと思います!
愛車を遠くへ運ぶには知識と準備が必要です。愛車と旅をする時の参考にしていただければ幸いです(*´꒳`*)