おおやようこの自転車とヨガと子育てと

自転車に乗ることが好きで、自転車にまつわる仕事をしているサイクリストヨガ講師の大宅陽子のブログです。自転車、子育て、暮らしにまつわることを書いています。

Mt.富士ヒルクライム参戦レポ

さて、2018年6月10日、Mt.富士ヒルクライム、通称『富士ヒル』に参戦してきました。

f:id:oyayoko:20180613152709j:plain

目指せ!完走

富士ヒルは約1万人が参加する、ヒルクライマーのお祭りです。事前、当日の人の往来も多く、多少テクニック(?)が必要なのでそのあたりもレポートします。

前日の朝、チームメイトのOさんに拾っていただき、移動スタート。

富士ヒルの受付は前日の午後のみです。ちょっと余裕をもって着いたので、山中湖畔の『Cafe里休』へ。試走の時は自走でしたが、今回は車載です。

f:id:oyayoko:20180613152700j:plain

f:id:oyayoko:20180613152704j:plain

今月のランチプレート

山中湖は湖畔に1周できるサイクリングロードがあり、受付に向かうサイクリストを多く見かけました。

おなかを満たし、会場へ。と行きたいとのですが、会場へは車を停めることができません。数キロ離れた富士北麓駐車場へ駐車します。そこから、専用シャトルバスか自走で会場へ向かいます。シャトルバスは結構混んでいるようだったので、我々は自走を選択。

エントリーの際に荷物預かりを「前日」にするか「当日」にするか選ぶ欄があり、当日にした気がするけれど、もし預けられるなら預けたいなぁ。。ととりあえず荷物を背負って移動。

f:id:oyayoko:20180613152658j:plain

荷物を背負って移動!

結果から申し上げますと、預けられませんでした。ゼッケンには出走番号の他に荷物番号が割り振られており、前日預け(A)と当日預け(B)は別になっています。前日の会場には、当日預けの荷物を入れるカゴは用意されておらず、私の荷物は当日に再度運ぶこととなりました。これだけの人数ですからね。そういう仕組みだったという情報でした。

さて、会場巡りです。富士ヒルは参加者も多く、ブースも充実しています。物販も多く、エントリーの後にブース巡りを楽しんでいる人も多くいました。

私もウエイブワンさんのブースで富士風呂に入ったり、

f:id:oyayoko:20180613152724j:plain

ニャンさんと混浴 笑

近藤製作所さんへご挨拶に伺ったり。富士ヒルは「出展社対抗」というクラス?があり、各出展社から1人ずつ選手が出場します。それぞれ自社の最新鋭フレーム、ホイール、ウエア等々を駆使して富士を駆け上がるのです。面白い。

f:id:oyayoko:20180613152720j:plain

出展者選抜出場の近藤さんと♪

 

記念撮影ができるスポットがあったり、

f:id:oyayoko:20180613152712j:plain

目指せ五合目!

参加者全員の名前が書かれている横断幕があったり。

f:id:oyayoko:20180613152715j:plain

見つけた!

結構楽しめるので、早めに行くのがおすすめです。入るのも渋滞気味だった富士北麓駐車場ですが、出るのはさらに大行列。数十分かかりました。宿が近いなら、先に宿に車を停めて会場へ向かうのも手かもしれません。

今回の宿はシャインオンキッズでお世話になっているKさんとご一緒させていただくことになりました。宿は会場から自走で30分ほど。夕食後に合流し、明日の予定を確認。富士ヒルはエントリー時に駐車券の申し込みをするのですが(有料)、富士北麓公園や富士急ハイランドなどどこの駐車場になるかは分からず、場所によっては会場から結構遠いのです。今回はKさん達も私たちも宿に車を残し、直接出発することに決定。

 

当日朝。6時に荷物預かり終了のため、5時半前に出発。濃霧ですが、とりあえず雨は降っていません。肌寒いので、ウエアにアームカバー、レッグカバー、ベストを追加。なんとかぎりぎりの時間に到着し、荷物を預け、整列場所へ。

f:id:oyayoko:20180613152733j:plain

鳥人間コンテスト出場者です!

インパクトのあるウエアを着た青年が話しかけてくれました。ウエアに寄せ書きがしてあります。鳥人間コンテスト出場経験者だそうです。中でペダルをこぐ人です。体も軽そうだし、ヒルクライムに向いていそう。個性豊かなメンバーが揃うのも富士ヒルの特色です。
富士ヒルは選抜クラス男女、一般クラス(近年出場、リザルト順?)、一般クラス(初出場、申告タイム順?)の順番で、組み分けされた数百人が5分ごとにスタートします。今回私は3回目の出場なのですが、5年ぶりなので初参加扱いとなり、番号は10000番台でした。かなり後半の第10ウェーブ(確か)です。

スタート前にGOKISOさんブースにご挨拶。適正気圧にしていただきました。ありがとうございます!これで3分くらい速くなりました。

f:id:oyayoko:20180614235924j:plain

後ろにはガッツポーズの森本さんが…!!

1ウェーブ数百人いるのですが、大事なロードバイクを長時間置き去りにする勇気はなく、直前に並んだため、整列は真ん中~後半になりました。同じ組にチャリダー★ロードレース男子部の文平さんが。リアルスタート後は凄まじい勢いでかっ飛んでいきました…。
いよいよ、スタート。富士ヒルはスタートしてから、リアルスタート(計測開始地点)まで、結構距離があります。5分ほどでしょうか。一人でふらーっと走っていると、爽やかな青年が声をかけてくれました。色々雑談をして気持ちがほぐれました、ありがとうございます。ゴールドとれたのかな。
計測を開始地点を越え、レーススタート。同じパックの人たちもあまりペースが上がらず、自分のペースでいくことを決め、右側からぐいぐい抜いていくことにしました。料金所を抜けると、そこには左車線いっぱいに人、人、人…。しかも結構ゆっくりです。ここからゴールまで、ひたすらセンターライン~右側を走り、追い越し車線走行をしていくことになりました。追い越した人数は…数百人でしょうか。ただ、基本皆さん左車線を走行していて、右に出てくる人はほとんどいなかったので追い抜きが楽で助かりました。脚の合う人とトレインを組むことも無く、数人の人とは抜きつ抜かれつしながら、たまに誰かが前に出ると少し追いかける程度で基本単独走行でした。これだけいれば空気の流れは少しはあるだろう…という程度。レースではなくタイムトライアルでした。仕方なし。パワーはちらっと見る程度で、前にいる人たちをひたすら抜いていきます。あのコーナーまでに20人くらい抜けるかな~みたいな感じです。ある意味ゲーム感覚で楽しく走れました。1キロTT区間あたりから下山が始まり、左車線のみになると追い抜きがかなり大変で「右通ります」「右いいですか」「ありがとうございますー」と声を出しつつ進みました。

一応ポイント毎に通過タイムは確認していて、目標としていた80分切りが怪しくなっていました。とりあえず出せるタイムを出そう、と下り区間へ。ここがもう、GOKISO様々で、同じように息を切らせている男性をするする~っと抜けるんです。なにこれ、素晴らしい。でも、脚が終わっているので平坦になると踏めずに置いていかれました。お恥ずかしい。ラストの上りでもがいて、無い脚を回してゴール。

f:id:oyayoko:20180613152739j:plain

帰ってきたぞ!

実は富士ヒルは3度目の完走ですが、4年前に3度目の申し込みをし、DNS(出走見送り)しております。私のヒルクライム人生において唯一のDNSです。その年の春先に腰痛を悪化させ、ハルヒルは惨敗。サイクリングレベルであっても、とても上れる状態ではなくなってしまい、泣く泣く富士ヒルの参加を見送りました。とっても苦い思い出です。そこから4年。やっとリベンジできました。

山頂は寒かったのと、時間がたつごとに降水確率が上がる予報だったので、しっかり着替えてささっと下山の列へ。二合目あたりから霧雨になり、完全防備の私は震えずに済みました。支度大事です。

www.oyayoko.com

今回のレースのタイムは1時間21分5秒。80分切りはできませんでしたが、一応自己ベスト更新です。今はタイムが出ない時期だということは分かっていたのですが、素直には喜べませんでした。でも、あの腰痛でどうにもならなかった時期を考えれば、今こうやってベストを更新しながら山を上れているのは夢のような話で、練習を積み上げられる健康な体と、そんな強い体に産み育ててくれた親に感謝だな、と思いました。

クラス別では5位に入っていました。同じクラスの女子は169人。個人的には34歳までの女性がそれほどたくさん集まったことに驚きました。よいことです( *´艸`)

f:id:oyayoko:20180614235932j:plain

ブロンズいただきました。

f:id:oyayoko:20180613152745j:plain

副賞は富士山染めのタオル

f:id:oyayoko:20180614235913j:plain

宿にて。シャインオンキッズのビーズと共に

今回もシャイン・オン・キッズのチーム・ビーズ・オブ・カレッジのビーズを首元につけて走りました。恥ずかしくない走りはしたはず。

チーム・ビーズ・オブ・カレッジ « シャイン・オン!キッズ - 小児がん、重い病気と闘う子どもたちと家族の支援のために

さて、次のヒルクライムは8月のニセコHANAZONOヒルクライムです。頑張ります。
↓直前に久しぶりに金の梅丹。カフェイン減らしてたので効きました。ドリンクはCCD。ゴール後はアミノバイタル。完璧。